子供の怒り方
父親をやっていれば当然子供を怒ることもあります。
うちの子供は小学校3年生の男の子なのですが、怒る時は一つだけ気をつけようと思っている事があります。
自分としては「感情に任せて怒らない」ように気をつけています。
怒った感情をぶつけるだけでは子供にとって「怖いだけの父親」になっしまうから。
「他人を理解したければ、その人がどんな時に怒るのか知りなさい」
と言うくらい、人の感情が出やすいのは怒る時なのだそうです。
とは言え、人は感情の動物。
生きていけば子供にだって理不尽に怒られる時が来るでしょう。
なので、怒る時には「感情に任せて怒ったようなフリ」をするようにしています。
どうして親が怒っているのか、自分の行動の何が人を怒らせたのか、子供が考えられるように怒ります。
こんな怒り方をするようになったのも理由があります。
理由は息子が怒っている意味がわかる小学校3年生になったから。
子供が小さい時は違う怒り方をしていました。
例えば言葉や文章を理解する前の3歳以下の子供がコップを投げたとします。
そんな時に「どうしてコップを投げたの?ダメでしょ!これ投げちゃダメ!わかった?ダーメ!」とか、頭をゴツン!なんてやっても意味はなく、只々こどもは親に対して恐怖を感じるそうです。
またはコップを投げたら親が構ってくれる、自分に注目してくれると思ってしまいます。
ましてや長~く説教をする親とかいますが、言葉や文章が理解できていない子供にそんな話をしても意味はありません。
子供としては不快な時間が続いていて、親と言えども苦痛を与えられる人という感情しか生まれず、信頼関係が築けないだけです。
言葉を覚えるまでは「その場所から追放する」ほうが効果があります。
隣の部屋にポイッと追い出すとかですね。
その間に投げてしまったコップを片付けてしまう方が良いです。
子供に言葉で怒ったり、片付けている姿を子供に見せたりすると、子供は「コップを投げると親が構ってくれる」という負の学習をしてしまうから。
「悪いことをしたら大好きな親と一緒にいられなくなる」という事がわかると、悪い癖はすぐに直ります。
怒り方一つでも子供が感じる事と親が感じること、学習することは違います。
いつも子供を見て、子供の成長とともに親も成長していきたいものですね!